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死装束(しにしょうぞく)とは

死装束(しにしょうぞく)とは、故人が着用する衣装のことです。
仏教徒の方は、経帷子(きょうかたびら)といわれる白い着物を着用します。(経帷子を寿衣または仏衣というところもあります。)その場合、死装束の打ち合わせは右上前で、手甲・脚絆・三角布をまとい、六文銭入れ・杖などを持つしきたりがあります。

 

死装束の歴史は1,200年前にさかのぼると言われています。

 

なぜ白い色を用いるかについては定かではありませんが、一説には赤は「誕生」、白は「死」を意味するとも言われています。クリスチャンの方は、背広やドレスなどご自分のお衣装をご着用されたりします。

昨今は、宗派にとらわれない死装束の形が増え、愛用していた洋服・お着物・または新品の寝巻きをご着用して旅立たれる方もいらっしゃいます。

 

諸外国の死装束や葬儀に関しては、布を巻くエジプトから晴れ着をまとう国まで、また、柩に亡くなった年代により白・黒の布をかけるフランスや、風葬の国チベットでは天葬師に遺体をおまかせするそうです。

 

生前に死装束を用意する国としては、60歳になると用意する韓国、80歳になると家族が用意する中国などがあります。

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